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みんなで考えよう環境問題 > 海洋汚染問題

海洋汚染問題

[ も く じ ]

海洋汚染とは
海洋におけるマイクロプラスチック問題
東南アジアにおける海洋プラスチック問題


 
海洋汚染とは

海洋汚染とは、人間活動によって海洋環境に有害な物質が直接的に、または間接的に持ち込まれることによる汚染です。
主な原因は、プラスチックごみ、産業排水、生活排水、そして石油の流出などがあります. 汚染は海水の水質を悪化させ、海洋生物の生態系に影響を及ぼし、人間の健康にもリスクをもたらします。


【海洋汚染の主な原因】

プラスチックごみ
プラスチックごみは海洋に流れ込み、分解されずに残るため、微小なプラスチック(マイクロプラスチック)となり、食物連鎖を通じて生物の体内に蓄積されます。

産業排水
工場や企業の排水には、有害な化学物質や重金属が含まれており、海に流れ込むことで水質汚染を引き起こします。

生活排水
家庭や飲食店の排水にも、有機物や化学物質が含まれ、海に流れ込むことで富栄養化や赤潮などの原因となります。

石油の流出
船の事故やタンカーからの油流出は、広範囲にわたる海洋汚染を引き起こし、海生生物を直接的に傷つけ、生態系に大きなダメージを与えます。



【海洋汚染がもたらす影響】

海水の水質悪化
化学物質や有機物によって海水の水質が悪化し、海洋生物の生育を阻害します.。


海洋生物への影響
プラスチックごみや有害物質の摂取、生息環境の破壊によって、海洋生物が傷つき、死んだり、絶滅の危機に瀕したりします。

人間の健康へのリスク
海洋生物が有害物質を蓄積しているため、海産物を摂取する際に、人間の健康に影響が及ぶ可能性があります。

経済への影響
漁業や観光業など、海洋に依存する産業が影響を受け、経済的な損失が生まれます。




【海洋汚染の対策】

プラスチックごみの削減
プラスチックごみの使用を減らし、リサイクルを推進することが重要です。

産業排水の規制
工場の排水に含まれる有害物質を規制し、排水処理の徹底を促す必要があります。

生活排水の改善
家庭や飲食店の排水に含まれる有機物や化学物質を減らすための対策が必要です。

石油の流出防止
船の事故を防ぎ、石油の流出を防止するための対策が必要です。

海洋ゴミの回収
海岸や海底に漂着したごみを回収し、海洋環境を改善します。

国際的な連携
海洋汚染は国境を越えた問題であるため、国際的な協力が必要です.。


 
海洋におけるマイクロプラスチック問題

海洋におけるマイクロプラスチック問題は、環境汚染と生態系への影響が深刻化しており、人間にも悪影響を及ぼす可能性があります。マイクロプラスチックは、5mm以下の微細なプラスチックのことで、海洋生物が誤って摂取したり、有害物質を吸着して食物連鎖に影響を与えたりする懸念があります。




【具体的な問題点】


海洋生物への影響
海洋生物は、マイクロプラスチックをエサと間違えて摂取したり、腸閉塞や炎症を起こしたりする可能性があります。

生態系への影響
マイクロプラスチックは、海洋生物の生息地を汚染し、生態系のバランスを崩す可能性があります。

人間への影響
海洋生物がマイクロプラスチックを摂取することで、それを食べる人間もマイクロプラスチックを摂取する可能性があり、健康への悪影響が懸念されます。

有害物質の拡散
マイクロプラスチックは、有害物質を吸着して運搬するため、海洋汚染を拡大させる可能性があります。



【マイクロプラスチックの発生源】

一次マイクロプラスチック
洗顔料や歯磨き粉などに含まれるマイクロビーズなど、最初から小さなサイズのプラスチック.。

二次マイクロプラスチック
プラスチックごみが波や紫外線によって分解されてできた小さな断片.。



【日本における問題】

日本周辺の海域は、マイクロプラスチックの濃度が高い場所の一つであり、東アジア地域で排出されるプラスチックごみの影響を受けています。
黒潮に乗って東アジアから流れてくるマイクロプラスチックも、日本近海で深刻な問題となっています。



【対策】

プラスチックごみの削減
不用品を減らし、リサイクルを促進するなど、プラスチックごみを削減するための取り組みが必要です。

マイクロビーズの使用抑制
洗顔料や歯磨き粉など、一次マイクロプラスチックが含まれる製品の使用を減らすことが重要です。

海洋環境の保護
海洋ゴミの回収や、排水処理施設の改善など、海洋環境を保護するための対策が必要です。



 
東南アジアにおける海洋プラスチッック問題

2015年ごろから、プラスチックによる海洋汚染が地球環境問題の一つとして認識されてきております。
特に、人口が多く、所得が上昇しプラスチックの消費が増加する一方、廃棄物の収集・処分が十分にできていない、東南アジア諸国は、主たる発生源とみなされています。



タイ、「南海の楽園」プーケットがゴミの山に

国ごとの海洋へのプラスチックの流出量を推計したMeijer et al.(2021)によると、

 ・フィリピン 1位
 ・マレーシア 3位
 ・インドネシア 4位
 ・ミャンマー 5位
 ・ベトナム 8位
 ・タイ 10位

と流出量の多い上位10か国中、6か国が東南アジア諸国が占めています。
東南アジア諸国全体の流出量は世界全体の59%を占めていると推計されています。

流出している海洋プラスチックは、廃棄物収集の対象とみなされている家庭や工場からの廃棄物だけではなく、洗濯時に排水に含まれる合成繊維、自動車タイヤの破片、流出した漁具など多岐にわたっています。
また、インドネシアやベトナムの調査では、農村からの流出量が多いと推定されており、農村にまで廃棄物の収集対象地域を拡大していく必要があります。

各国で、プラスチックの海洋への流出を防止するために、使い捨てプラスチックの使用の抑制、川や海岸でのプラスチック・ごみの回収などの取り組みを強化していく必要があります。


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